定期点検の費用を安くするためのアドバイス

25 2月 2016
Posted in
25 2月 2016 vista

定期点検の費用を安くするためのアドバイス

自動車整備

Ce message est également disponible en : Français English Deutsch Русский Español العربية Português

 

車の寿命と信頼性が整備に左右されることは周知の事実です。車1台のライフサイクルコストのうち、定期点検その他の修理費用が占める割合は40%を下りません。年間予算にとって無視できない出費の一つ…ところで、こうした費用を安く抑えるためのアドバイスがいくつかあります! 修理・整備事業者の上手な選び方とは? さまざまな修理・整備サービスを提供するこれら整備事業者やネットワーク加盟店を比較する最良の方法とは? クオリティをおろそかにせず、手頃な価格で定期点検サービスを行う整備事業者を見つける方法をご紹介しましょう。

定期点検はどこに依頼する?

フランスでは、3種類の整備事業ネットワークがあります。

1- 自動車メーカー系列の修理網:ディーラー

ここでは、専門的なサービスを受けられますが、残念なことにコストがかなり高くなります。注:数年前から、メーカー保証期間中の車でもメーカー系列以外のサービス業者を通して整備を受けられるようになりました。

この系列で定期点検を依頼した場合の平均価格は、主に部品代が高いことから他の自動車整備センターや自動車修理店と比べてまだ20~40%割高です。メーカーではパーツを大量発注するのだから本来なら低価格であるべきことを考えると、少し度が過ぎているのでは…

とはいえ、メーカー系列のディーラーは、ブランドの車両に関するあらゆるメンテナンス・修理作業を行うことができるため、高度な技術や先端技術を搭載した車の場合などは特に有用です。

長所:質の高いサービス、メーカー車に関する(特に技術的な)専門知識
短所:他の整備業者と比べて相変わらず割高

2 – 自営の自動車修理店

mécanicien réparation

– ネットワーク加盟自動車整備センター

これらの整備センターでは、簡単な修理をはじめとする、一般的な整備サービスを予約なしで受け付けており、部品や付属品を店頭販売しています。メーカー系列の修理網と比べると20~30%割安です。しかし、こうしたセンターは、特にデータ更新において、新型車に関する最新情報をすべて所有しているとは限りません。

長所:手頃な価格(大抵の場合最低コスト)
短所:店舗によってサービスのばらつきがあること、また、ディーラーと比べると必ずしも有能な整備士がそろっていないこと

– 自営の自動車修理店

自営修理店は、各種メーカー車のさまざまな整備を行えるという利点があります。簡単な修理から複雑な作業まで、あらゆる車種を扱い、特にオイル交換をはじめとする定期的メンテナンスはメーカー系列ネットワークよりも安価です。その上、地域経済を支援するチャンスでもあります! 自営修理店の整備士は顧客やその車のことをよく知っているため、さまざまなアドバイスを提供してくれる良い相談相手といえます。

長所:アフターサービスの質と顧客のニーズに合ったアドバイス、入念な仕事
短所:場合によってサービスの質にむらがある、料金に一貫性がない

 

どのブランドとも関わりのない自動車整備修理工もいますが(サービス料金が最も安いのは主にこのタイプ)、自動車製品における著しい技術革新や最先端技術に対する遅れから、その数はだんだん少なくなっており、大部分が非メーカー系列の修理センターやメーカー認定修理センターに加入しています。

役に立つアドバイス

revision auto pas cher

手頃な価格で整備サービスを依頼できる場所は?

都心や市の中心街は当然割高なので、できるだけ避けましょう。大都市から少し離れたところに、低コストで良質のサービスが待っているかもしれません!

部品:価格のばらつきにご注意

現在は、純正品と「同等の品質」を持った、しかも純正品より割安のパーツが市販されています。このようなパーツを使用してもメーカー保証を受けられなくなることはありません。また、何もすぐに部品を交換する必要はありません。その前に、じっくりと時間をかけて低価格の部品(あるいは中古品)を探してみてください。修理が好きな人なら自分で交換してみるのもいいでしょう! 

競争見積で比較!

当社からの最良のアドバイスは、複数の業者から見積を取ること! 内訳が記載された見積書を依頼して、個々のサービスとその料金を比較しましょう(パッケージ料金は一見充実しているように見えますが、必ずしもあなたの車に必要な整備に対応しているとは限らないのでご注意ください)。直接ディーラーや修理センターに電話で見積を依頼できます。業者のインターネットサイトのシミュレーション機能やオンライン見積フォームを利用するのも便利な方法です。

考慮すべき重要な比較基準

– コスト効率

– 提示価格の差

– 整備・修理内容

– 部品価格

– アドバイス(商業サービス)

点検期限ぎりぎりまで待たず、時間的余裕を持てば、より柔軟な選択が可能になります。定期的に整備を行うことは、長期的な節約(故障の低減、車両寿命の延長、燃料の無駄遣い低減…)と安全向上につながります。ですから、定期メンテナンスをお忘れなく! 

Ce message est également disponible en : Français English Deutsch Русский Español العربية Português

1 Étoile2 Étoiles3 Étoiles4 Étoiles5 Étoiles (No Ratings Yet)
読み込み中...

voir / ajouter un commentaire

Articles les plus lus

oil draining can
25 2月 2016

オイル交換:その時期って一体いつ?

自動車整備の最も一般的な作業の一つ、オイル交換は、エンジンの正常作動と耐久性を保証するために定期的に行う必要があります。しかし、交換時期の具体的な目安とは?ディーゼル車、ガソリン車、走行距離の大小にかかわらず、自分のクルマに合ったオイル交換の時期を知るために、これらのパラメータを考慮する必要があります。今週は、基礎を復習してみましょう。 走行距離と走行期間にもよりますが、10 000~30 000kmの範囲で交換が必要ということをよく耳にします。 簡単に言えば、メーカーが推奨する交換時期は一般に、ガソリンエンジンの場合で10 000~15 000km毎です。これは、通常使用(定期的に使用するが集中的ではない)の場合で1年に1回、ごく稀にしか使用しない場合は2年に1回に相当します。 一方、ディーゼルエンジンでは、約7 000km毎、1年に1、2回と指定されています。 最近の車ほど旧型車に比べてメンテナンスの頻度が低くなっていることにご注意ください。いずれにしても、車両の整備手帳や、ダッシュボードのメンテナンスカウンター(装備されている場合)で確認することが必要です。   エンジンオイルが黒くなっているから交換が必要ということは決してありません。実際には、オイルの黒ずみはオイルがその本来の役割を果たしている証拠です。エンジンオイルの働きとは、エンジン部品の摩擦で生じる金属微粒子を分散してオイル中に浮遊させ、微粒子どうしが寄り集まって固まるの防ぐことです。これら微粒子がオイル中に浮遊しているために、オイルは黒くなるのです。オイルが黒ずんでも、エンジンの潤滑および保護能力には何の影響もありません。そして、不純物はオイルフィルターによって確実にろ過されます。 もちろん、フィルターによる微粒子の捕獲能力は限られており、いずれ飽和状態になります。この時点で、最適なエンジン潤滑を保証するために、オイルの交換または浄化が必要になるのです。   オイルフィルターはオイル交換と同時に行うのが理想的です。その理由は、新しいオイルが古いフィルターに残ったオイルで汚れてしまうため、そして、フィルターの効率が時間とともに低下するためです。従来型フィルターは、交換せずに長期間使うと目詰まりが進んでオイル浄化の役割を果たさなくなり、エンジンにダメージを与える原因となります。そのため、オイル交換と同時にフィルターを交換する必要があります(走行距離や、装備されている場合はメンテナンスカウンターなどに応じて)。それ以外の、単純なもう一つの方法は、セルフクリーニング式パーマネントフィルターを選ぶことです。これならオイル交換とオイルフィルター交換の必要がなくなります。当社のフィルターのおかげで、オイルは常にきれいな状態で、エンジンの確実な潤滑が保証されます。 来週は、多くの方が興味を持っているテーマ:オイル交換の費用についてお話ししましょう。 なぜオイル交換が必要かについては、前回の記事をお読みください! 

huile vidange
25 2月 2016

オイル交換:何のために? 

オイル交換は、車の正常作動と耐久性を維持するために必要と考えられています。一般的な整備サービスパッケージに含まれることの多いこの作業は、自動車整備業者の売上高の30%を占めています。つまり、主な収入源であり、恐らく利益の重要な一部なのです。ところで、オイル交換は本当に必要なのでしょうか? なぜ交換するのでしょうか?そして、オイル交換の費用はどのくらいかかるのでしょうか? 以下は、当社の“フィルターを通さない”オイル交換特集第1部です。 エンジンオイルはどのような役割を果たしているのでしょう? 簡単に言えば、オイル交換は、最適な潤滑を保証するために古くなったエンジンオイルを新しいものと入れ替える作業です。オイルは、エンジン内を循環して金属製可動部品どうしの摩擦を抑えることで、エンジンの長期的なダメージや摩耗を防ぎます。また、エンジンの中にある、金属粒子やゴミなどの不純物を取り除きます。そして腐食や酸化からシステムを保護します。つまり、エンジンの正常機能と耐久性にとって不可欠な要素です。   オイルは、走行距離が増えるにつれて当初の粘度が失われ、不純物で汚れて劣化が進みます。こうした汚れを除去するオイルフィルターが付いていても、この現象を防ぐことはできません。その結果、オイルが酸化して汚れるためエンジンが保護されなくなります。この時点で、エンジン故障のリスクを抑えるためにオイル交換が推奨されます。 といっても、これは自動車メーカーや整備業者の言い分にすぎません。というのも、適切なフィルターが取り付けられていれば、オイル交換の必要がなくなるからです。「そんなことはあり得ない!」とおっしゃるかもしれませんね。それも無理はありません。自動車メーカー、オイルメーカー、自動車産業が声を揃えて主張してきたオイル交換を、これまで誰も問題にしなかったのですから。しかし、データが実証しています。つまり、エンジンオイルの品質が重要な基準だとしても、絶対に交換が必要とは限らないということです。単にオイルを浄化して繰り返し使用することもできるからです。実はこんなに単純な話なのです。オイル交換はうまくできた作りごとというわけです…   来週は、オイル交換特集の第2部として、オイル交換の時期、およびコスト・エコ効率についてお話しします。次回はどんな常識が破られるか、どうぞお楽しみに。  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です